老化元年

今年は私の老化元年。

老化をはっきりと、精神的にも肉体的にごまかすことができないくらい自覚した元年。

 

まず、気力が湧かなくなってきた。昔は、ワクワクした少し幸せな気分が通常の状態だったが、今はそれが無い。

体形が変化してきた。肉体が変化している。体の肉は柔らかくなり、乳房は下がり、頬はこけ、目はくぼみ、しわが増え、白髪も隠し切れず、顔色がくすむ。

下腹部に脂肪が付き、一度太ったらなかなか痩せない。

記憶力が格段に落ちた。人の名前が覚えられない、思い出せない。

気持ちのアップダウンが緩やかに。何か楽しいことがあってもギュンと一瞬で興奮することが無くなった。

目が悪くなった。これが老眼か。小さい文字を読むとき、少し離した方がピントが合う。

これらができるようになっていく過程は全く自覚が無かった。

すくすく育って手足が伸びて、筋肉がついて、知識がついて、どんどん成長していったその過程。その自覚は無い。子供だったから。

今、それを失っていく過程はしっかりと自覚がある。

ああ、本当に誰にでも公平に来るんだなー。

もうごまかせない。

44歳。

40代は本当に変わる。

身をもって実感。これかー。

悲しく、寂しいけど、開き直って受け入れないといけないというのも良くわかる。

じたばたしつつ、受け止めて行こう。

私の先輩たちは誰もがこうやって受け止め続けて生きいたんだな。

まったく想像していなかった。

誰もが止まらない。

若い人には30代のうちに、やりたいことは何でもやった方が良いと伝えよう。