とてもうれしい

時間は全員に与えられ、そして限られている。有限の時間を他人に費やす。サービスや人間関係に発生する価値はここから出発しているんではないのか。

クラ交易の無意味な意味を内田樹がよく例に挙げるけど、それもやっぱり他人に時間を費やすということ。

ということをぼんやりと思った。

おとといの昼のこと。

これまで、4ヶ月間ずっと抱えていた担当の仕事が一段落。

結果的には良好な終わり方。

その結果をミーティングで発表するときに、同僚がサプライズでねぎらってくれた。

クラッカーを鳴らし、音楽をかけての発表。全員で結果を書いたカードを掲げての写真撮影。

びっくりして、うれしかった。

準備に時間を使ってくれたということがうれしかった。

しばらくはこの思い出で乗り切れるくらいうれしかった。

この担当になってから、36年間味わったことのない思いをギュッと体験している。



やったことのないことは、やったことがないから苦手なんだ。

後悔は、やりきらないから後悔するんだ。

チームで働くときは、声をかけあわないといけないんだ。

自分ができていないことについても、人に注意はしてもいいんだ。

叱られるのは、嫌われているからではない。


こんな中学生みたいなことを、この年になって学ぶ。いつまでたっても学ぶ。