あら、もう寝ないと。

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キッチンに……

にょろ〜ん。気持ちわるーい、なにこれー!。


長いもの芽でした。ものすごい生命力だ。土に植えるとムカゴがとれます。
プランターでも増えるだろうか?

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小雨の降る会社の帰り道。
ミーミーミーミー、子猫特有の高い声が聞こえたので振り返ると、カルガモの親子みたいに道を横断する親子猫の姿が。どうも住まいを移している真っ最中のようで、親猫は子猫を一匹くわえて車道を横断、向かいの家と家との隙間に入っていきます。他の子猫達はその後を追うものの、まだヨチヨチのミーミーなので道の端の段差が上れなくて車道をウロウロするばかり。子猫は全部で3匹で、ようやく2匹目が運ばれたところ。このまま車道にいたらきっと轢かれてしまうし、私はアパート暮らしだからつれて帰れないし、どうしたものか…と考えて思いついたのが、親猫が入っていった隙間の左側の家。
ここは私が毎朝豆乳を買っている豆腐屋さんで、超超猫好き。今も10匹飼っていて、店で厚揚げを盗んで食べたりしている。ここに、ちょっと相談してみようと、子猫をつまんで店の戸をガラガラと開けたら、お店で新聞を読んでいたご主人が、
「うわー、3匹も居たかー。」
と笑いながら出てきた。向かいのホテルの倉庫で生まれていたのは知っていたそうで、
「どうしましょうかねぇ…。」
「今親が移してるんだね、でも轢かれちゃうよねぇ。」
と二人で猫を見ながらしばし立ち尽くす。
「うちのお母さん(奥さん)だったらほっとか無いけどね」
豆腐屋さんが言ってるときに、後ろから
「これ、どうしましょう…。」
との声。声の主は子猫が元の住処にしていたホテルのホテルマン。手の中にはもう一匹、ふわふわの三毛がいる。
「4匹も生んでたかー。お宅の社長に引き取り手を捜せって言ってたのに。」
「うーん、お前、フロントで働くか?(笑)」
「ちょっと待ってよ、お母さんに聞いてみるから。道に出ないように見張っといて。」
と、豆腐やさん。
「はい。」
と、小雨の中で見張る私とホテルマン。(数分後)
「しょうがない、さっきの親猫もたぶんうちの中庭にいるから、これも中から移しとくわ。」
豆腐屋さんが言って、結局子猫たちは豆腐屋の中に消えていきました。

いつもの帰り道には無い、ちょっとした出来事。