気になっていたところにいってみた話

風呂屋のこと

先週、夜のクラスの学生が来なかったので、いつもより一時間早く帰宅。
いつもと一時間違うだけでも街の雰囲気が違う。まだお店も開いていて、その日の活気が残っている。
せっかくだから帰宅してからすぐに着替えてタオルや下着を用意、サンダルをつっかけて、今まで行ってみたかったけど前を通るだけだった近所のお風呂屋さんへ。

 年配のお客さんでにぎわう典型的な街のお風呂屋さん。でも、今の入浴代って高いんだねぇ。430円。もし毎日通ったら結構な出費になるよ。サウナは別料金でプラス300円(これは入らず)。久しぶりに体重を量ったら、中国から帰ってから7キロ増えていた(5ヶ月で7キロ!!)体重が元に戻っていて嬉しかった。
常連客が背中を流し合っているのを見ながら湯船でじっくり温まり、湯上りのいい気分のまま近くのスーパーで一番安い発泡酒を一本だけ買って、部屋に戻ってゆっくり一本。これはいい!


カフェのこと。 

今日、これまで気になっていた近くのカフェらしき店に行ってみた。
越してきたばかりの頃に自転車でブラブラしていたら、普通の住宅街の一角に小さな看板、小さな文字で「book&cafe/rojicafe」とあるのを見つけた。そのまま進むと一軒の小さな家があって、どうもその普通の家が週末だけカフェとして使われているよう。その時はお金も無かったので入らなかったのだけど、いつか行ってみようと思っていたこのお店。
久しぶりに天気のいい日曜日、湿気も無くて空気もサラサラ気分がいいので歩いて行ってみました。20分くらいブラブラ歩いて到着。私が今日一番のお客さんだったみたいです。
中に入ると想像通り!ちょっと古い住宅がそのままカフェになっている。家に上がるように玄関で靴を脱いで上がると、ちょっと昔のおばあちゃんの家にあるような机や椅子が並べてあり、古本が積んであったり、マニアックな漫画があったり、ベランダに猫が飼ってあったりと素晴らしく好みの空間。

食事の量がびっくりするほど少ないことを除けば本当に素敵な場所です。美味しいんだけど少ない!きれいなんだけど少ない!!私は田舎の出ですので、こんな量で1000円取ってしまうことに本当にびっくり。季節の料理五品、などと書いてあれば期待するじゃないですか。「焼き魚」とあれば一匹出てくると思うじゃないですか。「少なっ!」と言いかかって(まて、ここは東京のカフェ、東京のカフェ…)と自分を納得させました。豆三粒とか、たまねぎ1片とか…あれを一品に数えないで〜!今の半額で十分と思います。美味しいんだけどね。今度はご飯を食べてお茶だけのみに行こう。 友達を連れて行こう。
お店のHP→ http://www18.ocn.ne.jp/~rojicafe/

東京は人が多いし、緑は無いし、建物は込み合って立ってるし、動物は少ないしでほっとすることが少ないけども、人が作り出したこういうちょっと気の利いた空間が歩いていけるところにチョコチョコ散らばっていて、それがおもしろい。

東京のうっとうしい人の多さは、思い出しては恥ずかしさに頭を抱えてしまうあんなことやこんなことも、取るに足らない、よくある話に薄めてくれる。