池袋の電気店で電子レンジと洗濯機を注文してとりあえず買うものは一通り買いました。「生きていくのに絶対に必要なもの」ではないのだけれども、便利さに負けた私よ。今月はかなりの出費でありました。三ヶ月は研修の身で満額もらえないにもかかわらず…。来月からは大きな出費はしませんよ!

 買い物をしてから豊島区の中央図書館まで歩いて行って、カードを作りました。私の住んでるのは板橋区だけど、大きな図書館はこちらの方が近いのです。去年移転したばかりらしくて、広くて清潔で素敵な図書館でした。司書さんも仕事が速くて丁寧です。目当ての『続・氷点』を手に入れ(これはタータンちゃんの影響)、ビデオも借りれたので『悪魔の手まり歌』も借りてみました(これはぴょんこさんの影響)。
 その後は、近くに通っている都電荒川線に乗ってなんとなく町屋まで。電車は家の間をゴトゴト進みます。線路の真ん中や周辺に草が生えているところや、駅と駅が凄く近いところや、一両しかない小さな車両なんかが愛らしいのですが、これらになんだか既視感が…。そう、我が地元の誇るローカル線「境線」の米子の部分。それがちょうどこんな感じなのでした。納得しながら運転席の直ぐ後ろにかぶりついて覗き込むように立っていたらブラインドを降ろされてしまいました…。ケチ。
 町屋で降りて駅前をぶらつき、三駅ほど歩いて帰って、またもや都電で大塚までもどりました。

 昼間は可愛いこの路面電車は、暗くなり街にネオンがともってから見ると、ずいぶん雰囲気が変わります。特に大塚駅の前は個人的にお勧めの鑑賞ポイント。大塚駅南口の周辺には視界を遮るものが無くて、奥に並ぶ飲食店ビルのネオンの間から出現する、またはそこに消えていく路面電車の姿が良く見えるのです。これがたまらない。最初に見たときに「く〜、かっこい〜!」と小さく興奮しました。周りの暗さ、原色のネオン、車内の明かり、ほどよい遠近感がこの小さな電車をどこか別の世界の乗り物のように見せます。「千と千尋の神隠し」に出てきそう。

 さらに、この往復の途中で非常に気になる場所を発見しました。それは王子駅前の「さくら新道」です。埼京線で赤羽に行くときにも一瞬見おろせるので「やや!!これはっ!?」と注目していたのですが、同じ目線で見てもとても面白そう。山のふもとに突然、年季の入った木造の、互いに寄りかかりながらようやく立っているような長屋が一区画出現します。古びた看板を見るとどうも飲み屋街のよう。これはじっくり近くで見たい!できるならば飲み屋に入ってみたい!ウズウズさせられる風情です。

参考ページ:↓↓
http://www.asahi-net.or.jp/~gr4t-yhr/wagamachi03.htm
http://tkobbq.blog75.fc2.com/blog-entry-11.html

====
・先日間違いを指摘した中華料理屋の「ナカホドウゾー」は、ちゃんと「中へどうぞー」「中のほうへどうぞー」になっていました。