英語

私の友人の一人は英語が大好き。英語で人々とコミュニケーションするのが大好き。でも、その英語は27歳から勉強し始めたものなのだそう。学生時代は中学に入ってからまったく勉強しなくなり、本人いわく「少しグレていた」のだそう。だから本を読む習慣がなくて、日本語での読書は今でも好きじゃない。
でも、英語を本当に基礎のbe動詞は何か?というところから一歩ずつ勉強し始めて、だんだん話せるようになり、読めるようになり、大学の英文科に入学し、更に抽象度の高いものが読めるようになるにつれて、勉強欲は高まる一方らしい。
そんな話を聞いていた中で印象的だったのが、「英語を勉強し始めて社会への窓が開いた感じ。」という一言。なんでも一般常識も英語の勉強用のテキストを読みながら学んでいる状態で、今まで知らなかった政治のこと、科学のこと、世界のこと、そして日本のことも、英語の勉強をしながら、英語を通して今、学んでいる最中なのだそう。だから英語を通じて新しいことを知るのが楽しい、と。
私はこの話を聞きながら、ポルトガル語オランダ語で世界の最先端の情報を学んでいた頃の人たちを頭の隅に思い浮かべたのでした。
このような、書いてある内容を理解したいから勉強する!という英語の授業はきっと楽しいに違いないです。そして中学レベルの英語語彙でもきっとそういう授業は可能だと思うのです。この友人は春から高校の英語の先生になりますが、きっと近くにいると英語学習へのモチベーションがグングン上がるような先生になることでしょう。