待ってました!!浪曲と合格。

日曜日、浪曲国本武春さんのライブを聞きに地元に帰っていました。
http://takeharudo.music.coocan.jp/
母と母の詩吟の先生と三人での鑑賞です。
中くらいのホールにお客さんは八割の入りといったところでしたが、来年同じ公演があればいっぱいになるに間違いありません。

しかし、まさか「忠臣蔵」に泣かされるとは!
殿に尽くす家臣の話に涙が出るなんて…やー、語り芸のすごさ!!

浪曲といっても今回の忠臣蔵は現代風にアレンジされたもので、
和音階ではなくて西洋音階で、ロック&バラード風に歌います。
そのせいもあって私達の耳もすんなりと話の筋に集中できました。

語り、うなり、歌う姿を見つめながら聞いていると、切腹する殿の最後の姿を見つめる家臣の情景や周りの風景が自然に浮かんできて、自然に涙がポロポロ。
このメロディーがまた泣かせるのです。
泣ける歌、例えば「よいとまけの歌」なんかも聞いたときに涙が出ましたが、あれは自分の父母を思い出したり、周りの泣いている人たちに感情移入して泣けたのであって、このように自分とまったく関係ないストーリーで、自分の経験と置き換えることなく感動できたのは初めてなのではないかなぁ。(しかも忠義がテーマだよ!?)

あと、しつこいくらい客に声をかけ続けて、声を出させ続けてました。まさに、コール&レスポンス。
演じるだけ、聞くだけ、という形を壊そうとしているようです。
小さな小屋ならともかくホールになると難しいことです。

その他にも三味線をつかった芸やオリジナル曲、「日本一!」「待ってました!」などの掛け声教室をしたりとサービス満点でした。満足満足。

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ライブが終わってバスで帰ってくる途中、母から自宅に合格通知が届いたとの知らせ!よかったー。
2ヶ月くらい前に受けていた「日本語教育能力検定試験」の結果です。
これが無いと仕事が無い、というわけではないですが、有ると何かと話が早いです。
これまた満足満足。