小沢昭一的

★今日の猫


食堂の外に猫発見。


多分親子。もしくは叔父と甥。


一人で楽しむのがもったいないのでキノコさんを呼んだらカメラを持ってきた。


ぬくぬく。


気づかれた。

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昨日、『五説経・「語り」の世界』というセミナーを聞きに行ってきました。
説経というのは中世を代表する語り芸で、その中の「しのだ妻」「しんとく丸」「かるかや」「さんせう太夫」「をぐり」が五説教と呼ばれているそうです。http://blog.hix05.com/blog/2006/12/post_47.html
私は出雲音頭(やんはとなー)の中で出てくる「石童丸」についての話を聞くつもりで出かけたのですが、実は「石童丸」が出てくるのは「かるかや」というお話。私は勘違いして「しんとく丸」の講義の時間に出かけてしまいました。
でも、「しんとく丸」は天王寺界隈を舞台にした話で、これはこれで興味深かったです。天王寺南門前には病気の人、物乞いなどが住むいったいがあったようで、主人公の「しんとく丸」も義理の母から呪いをかけられ、らい病を患い、目も見えなくなって南門に捨てられるのでした。http://blog.hix05.com/blog/2006/12/post_52.html
 
 その会場で買ったこの本。

私のための芸能野史 (ちくま文庫)

私のための芸能野史 (ちくま文庫)

これがたまりません。例えばこんな箇所…

【三年ほど前の正月、偶然、神奈川県の国道を流していた万歳を見つけたときは懐かしさのあまり、路上で話しかけて、そのままそこでやってもらい、何処から来たのか、何処に泊まっているのか、まだ万歳は何人仲間がいるのか・・・・などなど、矢継ぎ早に質問した挙句、悪乗りして、彼らの泊まっている万歳宿を一升ぶら下げて訪問。その宿で、愛知県の知多から来て、三浦半島いったいをまだ廻っている十数人の万歳の現業者達を見てびっくり仰天。さらにその老万歳師達が、仕事の後の疲れた体にもかかわらず、汗をだらだら流しながら、私のために、いろんな万歳をタップリやってくれたのに大感激。】
 
道で偶然発見!
万歳宿に行ったら十数人の万歳師が!
目の前で老漫才師が演じる現役の芸!

いや〜、帰りの電車の中で一連の情景を想像しながら小興奮状態。
他にも「足芸師」「女相撲」「浪花節」「トクダシ」「大道芸人窟」などなどウズウズするタイトルが並んでます。
寝る前にチビチビと楽しみながら読み進むことにします。