ライムライト [DVD]http://cinema-magazine.com/new_meisaku/limelight.htm見ました。これは昨日のモダンタイムスとはまたがらりと違う。俳優チャップリン。彼が老いた喜劇役者(カルヴェロ)を演じていて、確かにチャップリン自身と重なって見えてきます。カルヴェロがヒロインに語って聞かせるセリフの一つ一つが、彼が世間に向けて伝えたいメッセージなんだな。観客の笑う姿を見るのが大好きなんだけど、人々は一人一人は良い人だが、集団になるとどこへ行くのかわからないし、操作されるという大衆批判も。「我々は自分を情けないと感じすぎる。」「君の中にも木が伸びていくのと同じ力があるんだ」といったセリフが印象的。最初、一方的にヒロインを励まし説教しているが、実はカルヴェロ自身も自分の思に気がつき自信を与えられている。人々の求める笑いと自分の芸がずれてきて表舞台に姿を見せなくなる芸人の悲しさも。

そして、この作品では、サイレント時代からの好敵手バスター・キートンが最初で最後の競演をしている。老芸人カルヴェロの最後の舞台。キートンを迎えて、揃って舞台に立つ。チャーリーはヴァイオリン、キートンはピアノ。二人は言葉を話さずに掛け合いの演技をする。サイレント時代そのままの名人芸。チャップリンキートン、芸を極めた二人の映画史に永遠に記憶される名場面である。http://www.herald.co.jp/official/chaplin_limelight/

そうだったのか、あの友人が!
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◆その他情報諸々。
チャップリンは日本好きだったようで、秘書や使用人は全て日本人だったそうです。「日本チャップリン協会」なる協会が今年の4月に京都で発足。半月くらい前まで特別展をやっていたようです。うわわ、見たかった!http://www.chaplinjapan.com/goods.html
ほんまか?ゴシップネタ。まぁそういうこともあるだろう。http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/mondo/m_06/m06_1.html