ロシアの少数民族に「うでげ族」という人々がいるそうです。私も結構うでげ族です。
勇気凛凛ルリの色バイト先の中学生が風邪引きで、今日のバイトはお休み。お休みだけどバイト先の詰め所(?)には行くのですが、今日は普段余り会話を交わすことのないそこに居る担当の方と少し話をすることが出来ました。その人は元中学教師なんだけれども、森本レオのような声で穏やかに嬉しそうに、「本当に楽しかったなぁ〜、中学生は三年間でビックリするくらい成長するんですよ。それを近くで感じることが出来るなんて、素晴らしい仕事です。」と。ああ、この人は本当に現場で教えることが好きだったんだなぁ〜、と何だか話を聞いていて私も元気になりました。人が自分の好きなものについて嬉しそうに一生懸命話す姿は大好きです。
浅田次郎のエッセイ集『勇気凛々ルリの色』から。仕事に追われて時間の感覚がなくなっている作者に対して家人は…

突如として昏睡している家長を発見したものは、家中のどこに、どういう格好で寝ていようと、すみやかに枕を差しこみ、毛布をかけ、猫を抱かせる。(中略)そんなわけであるから、元旦における居間のテレビの前にはたちまち枕と毛布が届けられ、背と胸には猫が入れられた。

いいな〜。何がいいって、もちろん速やかに体の両側に猫が入れられるとこですよ。ちなみにタイトルの「勇気凛凛ルリの色」というのは少年探偵団のテーマソングの歌詞なんですって。へ〜。