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香具山に登って国見をした。後期キーパーソンの一人であった万葉ロックのM先生（フォーク部ゲストギタリスト。その血塗られたギタープレイは伝説（笑））の解説付きの飛鳥巡り。感銘を受けた講義だっただけに、その現場で更に解説を聞けたのは感慨深かった。参加者六人がレンタルサイクルでチャリンコ暴走族の如く名所を駆け巡る。ほとんどの場所で遺跡は残っていないから、想像力が勝負。猿石のような奇妙な石像達は職人達がおもしろがって作ったのではないかという話を聞いて嬉しくなる。陽石の参道が続く飛鳥坐神社も見学。「古墳の中には伝説があるだけで実際には葬られて居ない場所も多いが、この墓の中には本当に骨壷に収められた骨が埋葬してある。なぜそれが解るのかと言えば、鎌倉時代に盗掘者が捕まってそう証言したから…。」という持統天皇の墓。その前で視線を空に向けると飛行機がゆっくりと遠ざかっていくところだった。先生本人も言っていたが、一年生のときにこういう企画があれば、もっと興味が深まるよな。自分の行ったことのある場所と無い場所では興味の抱き方が全然違う。