ひたすら街を歩く

今日はフォーク部の追いコン。部長Kさんが駆け回って準備をしてくれていました。おでんと焼きそばとキムパとバーベキューとお好み焼きと差し入れのお菓子の山。本当にどうもありがとう!参加人数は若干少なめでしたが、その分じっくりと落ち着いて話のできる会でした。M嬢はなんと自作の歌を披露し(ついにオリジナル!知ってる人が作って歌うと心に沁みますなぁ)、N顧問は泣いてたし(クリスマスの個人的思い出を回想されたそうで・・・。)、狸は走るし、猫は引っ掻くし。大合唱ってのともまた違って良かったです。昨日は夜中までかかってちびこちゃんと共に部員に渡すCDをせっせと作っていた。こんなことは幾らでも出来るのにねぇ〜、楽しいねぇ〜って言いながら内職のように。こうやって一緒に遊べるちびこちゃんが居なくなるのが今から寂しい。同棲しているようなもんだもんなぁ。いろいろうまくいって戻ってきますように。
ハーレム
最初の日、まずハーレムに。日本からハーレムツアーを予約していたのでその待ち合わせ場所に向かう。寒い!路上に停められた車には雪が積もっているし、道はツルツル凍っているが、快晴。海が近いのか、レンガのアパートの上をカモメが飛んでいる。ツアーの案内は堂本さんという現地在住のライターの女性だ。これに申し込んだのは三人だけで行動するだろうと踏んでいたからだが、以前からネット上で彼女の文章を読んでいて、すっきりとした良い文を書く印象を持っていたので本人に会ってみたかったというのもある。地下鉄で最寄り駅に着き、地上に上がると、目の前に待ち合わせ場所のスタバ。「やっぱりこの辺に来ると黒人ばかりだよね。」と先生が言うが、昨夜到着して初めての外出の我々はピンと来ない。二、三日後にこの日のことを思い返して、確かにあの場所はそうだったなぁと皆で話す。堂本さんと合流して二時間ツアーのスタート。お店を巡りながら説明をするスタイルで最近のハーレムの変化についてとハーレムの中の多種多様な文化を紹介していく。元は高級住宅地として作られた街だったという話に驚いた。女性が三人で経営しているという本屋で、女の子が自分のクルクルした髪の毛に否定的な美のイメージを持たないように、と描かれたベルフックスのとても可愛い絵本、毎日のハーレムの生活でつらい事、嫌なこともあるけど希望もあるよ、というメッセージを含む絵本、ブッシュとその仲間のトランプ、どこでどんなアフリカンアメリカンについての事件が起こったか子供が勉強するカード、を買う。ライス国務長官がアフロだったら国務長官になっていないのではないかという見解。ハーレムは再開発されている最中で、様々なチェーン店が入ってきて、(クリントン元大統領のオフィスもある)小さな個人商店が潰れ、街の様子が変わってきているという。アポロシアター前を通りかかる。今は白人客ばっかりだそうだが行ってみたかった。最初は街の看板や建物の意味などの話を聞いていたがだんだん買い物用の時間が長く・・・?他にもラスタファリ、エジプトへの憧れなど。二時間歩いて、わりとあっさりと解散。
チャイナタウンなど
お腹がすいたので昼食がてらダウンタウンへ。私の大好きな映画『甜蜜蜜』(邦題ラブソング)のラストシーンがニューヨークのチャイナタウン。だから楽しみだった。この街のどこかがあの場所なんだなぁと思って、テレサテンの歌を考えながらウキウキ歩く。街の感じは少し控えめな香港のよう。先ほどとは違って周りも一気に華僑系の人ばかりで、やはりこちらの方が落ち着くや。この辺に住むと面白いだろうなぁと思う。みんな腹ペコ。あっさりとしていておいしいという中華の店に入ったが、実はベジタリアン向けの店だったことにしばらく食べてから気付く。イカみたいでこんにゃく!豚肉みたいで豆腐!「そういえば店の前に書いてあった」、と今頃先生が(笑)。味?皆「量が多いなぁ。」「お腹がいっぱい。」「珍しい。」などとしかコメントせず。わははは。店を出てからひたすら歩く。中国人街の角をふいっと曲がるとそこは突然イタリア人街、ゴッドファーザーの世界。くっついてんだ、と驚いた。イタリア系カフェに入り、非常階段が印象的なソーホーを抜け(アーティストが住むとお洒落なイメージになるから家賃が上がる)、ちびこちゃんと共に帽子を買い(お土産屋の主人は千葉で働いていたらしく日本語で話かけてきてちょっとまけてくれた。)、ゲイやレズビアンの権利獲得運動の発祥の地(?)という通りを歩き、桃子ちゃんはウンチを踏み、ポルノグッツの店が並ぶ通りを歩き(周りと変わりないシックな建物にある。ネオンが派手じゃない。)、凱旋門を抜け、感じの良い本屋に寄って7時。歩き疲れたので一度帰ってから食事。余り入りたくなさそうな皆の雰囲気を感じながらもギリシャ料理の店に入るよう希望する。だって、この辺はギリシャ人地区だって知って入ってみたいと思っていたんだもの。料理もワインもおいしかった。蛸の柔らかさったら!