ゴージャス!

この可愛子ちゃんは猫カフェのアイドル。豪華。600円の価値はある。

よしもとばななを2冊と江国香織1冊を現実逃避気味に一気に読む。するとそれからしばらくは、自分のする行動一つ一つが頭の中でそれっぽい文体に変換される。
「午後五時過ぎにはまだ午後の光が弱く残っている。冬の冷えた浴室のそこだけ温かいバスタブに浸かりながら湿った文庫をめくる。外からは隣のアパートに住む親子の声が聞こえてきてその2人のあたりまえな瞬間が永遠でないことを、壁を隔てて思う。さっきの夢の消えかかる隅を反芻するようになぞりながら・・・」とか。あははは。これは今考えたうそだけどこんな感じでいちいち。んで、何を読んだかで文体は変わるの。文体が変わると意識するポイントも変わるの。

「かがみ」と「がらす」、「かぼちゃ」と「じゃがいも」、「えれべーたー」と「えすかれーたー」は私の頭の同じファイルに入っているようで時々間違える。母さんは「右」と「左」もちょっと考えないとわからないらしい。「え〜っとそこを右。」とか、左側を指差して平気で言う。

「ああ、読んだわよ卒論。ひっくり返りそうになったわ。誤字!」とのご指摘。「へへ〜。」