「おねーことば」

猥褻画像にかぶりつきの寅さん

あらやだ、朝になったわ。んもう、こういうことをやってたわけね。今になってやっと全体が見えつつある感じだわ。こういうことってあるわよねぇ。断片を見てもなにやってるのかはよくわかんない。離れたり、高いところから見たり、振り返ったりすると一つ一つの意味がわかってくるわけ。賢い人っていうのはほかの人よりもちょっと早くそれに気付く人なのかしら。もともと立ってる場所が違うとそりゃあ全体が見えやすい、見えにくいって差があるでしょうけど、それでもその自分の小さな世界のパターンをみて全体像を想像できる、そんな人が賢い人。あ〜んもちょっと早くわかってれば有効な情報に焦点あてて取り込んでたのにぃ。なんですか、あたしのノート、関係ない面白コメントばかりメモってあるわ。「長いこと人間やってると・・・」「文字を持っていない人はワニになりたがり、文字を持つと忍者になりたがる」って確かに面白いけど、今日は使えませんから。あら〜ん、すでに手遅れだわ。バカバカ。
ああ、それで偉い人の部屋は高いところにあるのかしら。人を見下ろすのが好きって事かと思ったら違うんだわ。自分や他人がどこにいて、どんな作用をしているかがわかっているということは力だからだわ。まさに国見ね!やすみしし〜我が大君〜♪だから馬鹿は高いところが好きとか言われるのね。しかし、昔は山くらいしか高いところが無かったのでしょうから、街暮らしの偉い人よりも、しばしば山に登って世界を見渡している山暮らしの農民のほうが世界を賢く把握していたかもしれないわね。今はどうなのかしら。あ、でも街の中で暮らすためには山から眺めてたって役に立たないわね。街の中の塔から街の中を眺めないと。でも実際に何かしようと思ったら山からも塔からも下りなきゃいけないのよね。そうすると足が速かったり、力が強い人がうまいことやったりするのよ。姿の素敵な人なんかもねぇ、うっふ〜ん。