歩いた日

今日が祝日だということに気がつかなかった。町にやたらと人がいるなぁと思っていたら・・・。

先日忘れた眼鏡を取りに鶴橋へ。商店街を歩く。同じような下着や服を売っている店が非常に多いが、それぞれやっていけてるんだろうか?ついでに昼食。テールスープ定食900円。予約がいっぱいで相席になったのだが、相席のおじさんが姿に似合わず礼儀正しくて気分が良い。肉を焼く煙の向きに気を使ってくれたり、席を立つときに一言謝ってくれたり。こちらも何時になく優しい気分になり「ごゆっくり」と会釈。相席もたまには良し。
 新今宮で映画を見る。駱駝さんと会う為の予習で「スウィングガールズ」ん〜、まぁあんなもんかなぁ。ちょっと期待しすぎていたか。安心して見れる話ではあるし、わかりやすい笑いも高感度は高いけども。もっと音楽シーンを多用しても良かったのに。技術的にはあのくらいか。どんな役をやっても竹中直人は同じ感触、というか、彼がそういう演技を期待されて起用れるのか。「無能の人」くらいの抑えた演技が好きなのだけど。だから自分で撮ったのか?見終わってから駅まで新世界を歩く。この町を歩くとき、いつも60才くらいになりたいと思う。顔見知りの店を巡り一日をつぶす。昼間からビール飲んで、ぼんやりと。まあ似たような日々を送っているのだが。
 天王寺駅まで歩く。と、妙な人の流れを発見。年配女性が多い。興味が湧いたのでついていく。松が売ってある…?お札に何か書いているぞ…?行くうちにわかった。そうか今日は彼岸か!四天王寺へ行く流れか。初めて行ったけど行くまでの参詣道や境内の屋台が面白い。ガラクタ達がみな百円。知らん人の卒業アルバムまで百円。中の池、亀多すぎ。四重の塔の中殺風景。人々の活気を楽しみました。帰りに健康食品の店を覗いた。中は年配のご婦人でいっぱい。店員の男がみな眼鏡をかけて若干長髪なのは、彼女達へのヨン様効果を狙ってのことか!?