一年

去年の今頃書いた日記を読んでみた。
あれから1年か〜。
妥当だ。妥当な感覚。長いようだし短いようだし、ほんと、1年って感じだ。
自分でもすっかり忘れていた日常の小さな事が書かれていた。書いてなかったらそのまま消え去っていっただろう記憶達。

やっぱり、都会は街歩きに向いている。
こちらに引越して来てから移動が車になり、移動の間の考え事、発見、というのが少なくなった。あ!っと思っても立ち止まれない。
出かけていないわけではなくて、今まで行ったことのなかった場所へ色々行ってはいるんだけど、どうしても、地点から地点への移動という感覚になる。
こちらの人の少なさ、空間の広さ、緑の多さはとても快適なんだけど、時々、大きな街の、「どこまで行っても人間の生活の場」というのが、懐かしくなる。公共空間にはみ出している、そこに生活している人間の意思が愛おしいという感覚。
今住んでいる場所は、まず人が少ないし、空間も広いから、そいういう人の生活を覗く面白み、みたいなのが日常に余り無くてちょっとつまんない。