(浪曲の続き。)
浪曲大会は浅草のホールで開催される大きな大会で、ベテランから若手まで沢山の浪曲師が出るようです。
むむむ、行きたい。
勢いの着いた私はあまり考えることもなく、こんなイベントがちょくちょくある東京っていいな〜♪と、前売りチケットを購入してしまったのでした。二週連続の浪曲です。
前回の「浪曲冒険団」は一緒行ったちびこチャンも大変面白がってくれたので、今回の大会も京都から遊びに来た浪曲初体験の友達と一緒に出かけました。
こんなに面白い浪曲、是非とも今まで見たことの無かった人にも見て欲しい！楽しんで欲しい！しかも今回はベテランの芸も見れるらしいし、きっといいものに違いない！だから友達の反応も楽しみだったのですが…
「う〜ん、もう自分では見に行かないだろうなー。」
終了後、友達からはこんな台詞をいただいてしまいました。
私も期待が高かったぶんちょっとがっかり。
あれぇ、ベテランの芸って、こんなもの？？
もっと、さすが！！という安定感と味を楽しめると思ったのですが・・・残念でした。これは私の年齢と今までの浪曲との年代的ギャップもあるのでしょうが、それにしても内輪の発表会のような素人っぽい雰囲気が全体的に漂い、しゃべりも挨拶に登場していた(これも不要と思ったけども)区長の方が上手いくらい。(浪曲師はアドリブに弱い？？）大きなホールでは伝わりにくい芸だとは思うけれども、あれだけの値段を払ったのだから、プロなのだからそれだけ分は楽しませて欲しかった。
他の古典芸能と比べてもどうも納得がいかない。
これは層の薄さから来る痛々しさなのだろうか。
私はただの「国本武春」ファンだったのか？？
舞台の後半で若手浪曲師が沢山出演する寸劇があり、若手が一生懸命やってましたが、その一生懸命な姿を眺めながら「浪曲」が何とか復活しようと試行錯誤しているのを感じました。
頑張れ浪曲〜！！思わず掛け声かけたくなる芸を見せてくれ〜！！
年末にも「国本武春」や「神田山陽」の出るイベントを見に行きます。もしも近くに「国本武春」が来ることがあれば、是非とも一度足を運んでみることをお勧めします！！すごいから！
