モロッコ


ロッコ旅行の写真を少し。旅行中はとにかく空が青くて、青くて。10日間ずーっとそうで。人ごみや屋台や見世物や物乞いや市場は中国に居た頃にもよく見ていたからそんなに驚くものは無かったけれども、フェズのメディナの中のびっしりとはしる小さな道や、マラケシュの広場、人々の話すアラビア語、フランス語、イスラム教などは初めて触れるものだった。上の写真はフェズの旧市街。街の中は本当に迷路で、黙々と荷物を運ぶロバや、道案内で小銭を稼ぐ子供や、迷子になった観光客や、ミントティーを飲む男達がざわざわしている。女の姿は少ない。喧騒に戸惑いながらぼやぼや歩いている日本人に周囲の男達から「ロバ!ロバ!」という日本語での注意が飛ぶ。あまりにも道が狭いので、ロバが来たら皆背中を壁に付けて避けないと、詰まってしまうからだ。


フェズ旧市街の中の皮なめし職人の働く地域。彼らの肌も赤く染まっている。見やすい場所を案内する子供のガイドが、みやげ物屋の中に私達を導く。屋上から職人を見下ろして写真を撮る。だからこれもみやげ物屋で買った風景です。


マラケシュのフナ広場。毎日毎日人でごったがえしている。ジュース売り、水売り、ヘナで手足に模様を書く女達、占い師、蛇使い、太鼓の音、鐘の音、踊り、屋台、観光客、客引き、物乞い、博打。今日も明日もこうなんだろう。

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マラケシュの寺院の目がくらくらするようなモザイクも、手作業で一つずつ作られた。なんて作業!
 

埃と砂漠のイメージのモロッコにも海がある。アルジャディーダ。

これは普通のかもめ。
一方こちらはコウノトリ。モロッコではコウノトリを方々で見かけた。城壁の上には幾つもの大きな巣があって、夕方になると大きな鳥が数羽で固まってねぐらに飛んでいく姿が見える。



ポルトガル統治時代の貯水槽。アルジャディーダで。写真に写っているように、ただこれだけの施設なんですが、上から差し込む光が床にたまった水に射し込んで、教会や美術館のような威厳のある美しさ。ここで音楽会などをするときっと素晴らしいと思います。