30回目

焼きりんご

ということは、今日は30回目の12月14日ですか。おお〜。
写真はみかん娘作の「焼きりんご」。昨夜は「ワイン」「大根の煮物」「フランスパン」「セロリ」「ライチ」「チラシ寿司」「カルボナーラ」「鮭とば」「佐世保さいかい堂の焼き菓子」「アイス」「ハワイのコーヒー」という愛情溢れる食べ物と仲間達に囲まれて幸せな長い時間を過ごしました。ありがとう、ありがとう。
食後に趙さんに借りっぱなしになっているビデオテープを皆で鑑賞。BSで放送されたもので、ドキュメンタリー番組のプロデューサーの玄真行さんが韓国、日本で「在日とは何か?」と問い続けていくもの。それを見た後で皆で話す。フォーク部もそうだけどリラックスできる場所で、自分を受け止めてくれている人々に対してだと思いついたことを気負い無く出せるんだよなぁ。その人は今話している言葉が全てじゃないということをお互いが具体的によ〜く知っているから。だから違う意見を提示されても安心して考えられる。
一世の人にも、三世の人にも無い、在日二世だからこその揺らぎか…。話が発展して皆それぞれの話になったときに、アイデンティティを形成するのは民族だけではないということに皆で改めて気がついた。自分自身がそういうことを意識しだしたのは地元を離れてからだという話をしていたら「えっ?考えるような機会というか、イベントがそれまで無かった?」と改めてUちゃんに問われる。振り返ると…うん、無かったよなぁ。いやおう無く自分が少数派であるという場面にそれまで出会うことがなかった。最年少の桃色娘が眉間にしわを寄せてう〜ん、う〜ん、と首をかしげながら、自分の考えを言葉に出せないこと、人の意見を聞いて素早く応答できないことに落ち込んでおりましたが、自分の心や頭のもやもやを言語化して人に伝えるというのは慣れや訓練の要素が大きと思うし、お姉様方は長く生きている分体験から実感できることも多いの。桃色娘はこれからなのですよ。だからそんな顔をしないでおくれね。
その番組の中でも、玄さんが日本人の友達の言葉に思わず声を荒げる場面があったんだけど、やはりそこでは揺さぶられるし印象に残るんだ。