インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?―情報化がもたらした「リスクヘッジ社会」の行方また門限に間に合わず、今回は安めのホテルに宿泊(2500円)。布団ふかふかで、眠るには十分。外国人旅行者、パッカー風の若者の姿多し。ネットも無料で、本当にいわゆる「ゲストハウス」のようです。
森健『インターネットは「僕ら」を幸せにしたか』。「集団分極化」「意思決定の外部性」という言葉を知ったよ。掲示板がなぜこんなことに?

アルファブロガーのようなハブ的存在によって提示された考えは、そのブロゴスフィアを構成するユーザーの間で強化されていく。とりわけそのハブに好かれたいという意識が働いている場合には、反対意見の発言は起こりにくい。(略)ネットにおける「意思決定の外部性」の厄介なところは、個々の意思決定を行なっている個人が、自分の判断が広く強大なパターンに収まっていることに自覚的でないことだ。

注意すべきは、もともと不信がはじめにあったわけではないということだ。技術によって客観的な信用=証拠が生まれ、その反作用として不信が生まれる。そこで生まれた不信から、自身に降りかかるリスクを避ける為、更なる信用の強化を求める。

この本でも触れられていた未来像。http://probe.jp/EPIC2014/