合宿。(娘宿?)

また祖母のお話。祖母が娘の頃にはまだ「男衆宿(おとこしゅやど)」、「娘宿(むすめやど)」という、今で言う青年会?クラブ?みたいな集まりがあり、小学校を卒業したくらいから男女それぞれの集会所に集まってお喋りしたり、時には泊まったりして遊んでいたんですって。http://66.102.7.104/search?q=cache:oMrG5Zj3skgJ:www.emukae.jp/%E6%AD%B4%E5%8F%B2/gaisetsu_10.html+%E5%A8%98%E5%AE%BF&hl=ja&start=2で、それぞれ年頃の男女の集まりですから自然と交際も深まり、子供が出来ることもあったのだそう。そういう子のことを馴染みになってできる子なので「なじんご(馴染ん子)」と呼び、「なじんご」がきっかけで結婚ということもあったらしいです。
しかし、そういうことが再三あったため(?)、そのうち宿は解散させられてしまったのだそう。祖母は今でも「娘宿」は面白かったって何度も言う。ふ〜ん、これ、その頃は性的にけっこう開放的だったと言えるのかしら。その後の母の世代くらいは固いイメージなのに。いつからあっていつ頃解散させられたのだろうね。そして、そうやって遊んでいた祖母の仲間の内、いまだ健在な同級生もあと2人だけとなっていた。一人は老人ホームに入っている親友のおばあさん。もう一人は近くにある小さな駅の前に住んでいるおじいさん。しかしその2人が最近相次いで他界した。親友であるおばあさんが亡くなった時、新聞でそのことを知った祖母がとても落胆した様子だったので、今回おじいさんが亡くなったことは秘密にしておこうかと周りの親族は相談した。でも、田舎なもので、町内で誰かが亡くなったときには防災無線でその情報が放送されます。とっても大きな音で。それに香典も届けに行かないといけませんから、やはり秘密には出来ません。「畑に行くとき、じいさんが家の前に座っちょうなる姿が見えぇと、わしもまだ生きちょってもいいだなぁと思うおったのに・・・。」同級生がみんなこの世に居なくなるって、どんな気分なんだろうか・・・。祖母は一人暮らしなのだけど普段、どういうことを考えているんだろうか。あら、考えていたら寂しくなってきた。8月に子供を産む私の同級生玲ちゃんと樹里ちゃ〜ん、久しぶりに会いたいなぁ。