デカレンジャー

ショック・・・。

朝、テレビをつけたら「デカレンジャー」をやっていた。その内容が自分の小さい頃と違っててビックリ。今の戦隊物ってこんななんだ〜!

まず、ヒーロー達は地球だけを守っているんじゃなくって、宇宙警察の地球署の警官という設定。ボスも犬型宇宙人。で、今回やっつけられる悪者は、結婚詐欺師の「スケコ星人マシュー(白狐のような姿)!!」http://www.tv-asahi.co.jp/dekaren/jadge/index.htmlマシューは隊員のピンクをだましてピュアなハートを盗もうとしてる。他の隊員から「壽退社か!?」とつっこまれながら、デートに向かうピンク。もう一人の女性隊員イエローは「結婚も仕事も両方選べばいいのに。」と呟く。ピンクのデートはいつも一時間だけ(マシューがIT関係の仕事に勤めていて忙しいから)。別れ際に「いつものいい?」とマシューが言い、おでこにキス。「おでこじゃなくてもいいよ。」とピンク。「君を大切にしたいから急がないよ。」とマシュー。毎回一時間だけのデートって・・・?と怪しく思った仲間のグリーンがピンクに忠告する。「彼はエイリアンだよ。エイリアンだって君に言ったかい?隠しているって事は何かあるんだ。」「エイリアンじゃどうしてダメなの!?」「別にエイリアンだからダメということは無いけれど・・・。」
結局マシューが指名手配の結婚詐欺師だと気付いたグリーンがマシューを追い詰める。正体を表したマシューは「あんな女、この星の言葉で言うと、うぜーんだよ!。」と言う。それを柱の影で聞いていて涙を流すピンク。その言葉に怒り、殴りかかるグリーン。最後はピンクが「さよなら」と呟きながらマシューに発砲。一件落着(!?)その後・・・、グリーンを意識し始めるピンク。ピンクのぎこちない様子に他の隊員達は、にやり。2人の様子を見ながら「あれですかね。」「あれでしょうね。」と言い合う。終わり。http://www.tv-asahi.co.jp/dekaren/story/0046/index.html

なんじゃこりゃー。子供が見るのよね!?私はいつかどこかで見た事のあるような物やお話しの繋ぎ合わせだから「おいおーい!」と突っ込みながら見れてとってもおもしろかったけど、初めてこのパターンに出会う子供たちはどういう感じで楽しいのかしら。確かに親子で楽しめるけど(提供が「牛角」で、ヒーロー達が焼肉屋で肉を食べているCMが流れる。狙いは親子連れ。)昔はもう善と悪がきっちり決まってて、地球外のやつはとにかく悪!殺せ!地球を守れ!って感じだった。子供心にそれもそれはおかしいと思っていたけど、(なぜ戦隊側ばかり毎回勝つのか?負ける回が無いのはなぜなんだ〜!?って。)今はもっともっと個人的な理由や道徳的な理由で戦うようになってるんだね〜。わははは結婚詐欺!エイリアンだから悪いって訳ではなくて、そのエイリアン個人のしていることが宇宙規模のルールに反しているから罰する。で、その罰する作業も仕事だからやってる感じ。「今日はデートだから厄介なことが起こらないといいな〜。」って言いながらパトロールするし、「みんな、後はお願いね〜。」って言いながらさっさとデートに向かうし。
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他にも、セレブ対庶民の回「セレブ・ゲーム」「http://www.tv-asahi.co.jp/dekaren/story/0034/index.htmlもんじゃ焼きのへらで助かるって!)、太秦映画村で宇宙人を説得する回「サムライ・ゴーウェスト」http://www.tv-asahi.co.jp/dekaren/story/0018/index.htmlう〜んう〜んすごい。しかし、これは私が今大人になってから見ているからこうやって笑うけど、もしかしたら昔のもこういう感じだったのかもしれないよ。当時の大人は笑って見てたかもしれないよ。私が子供だったから笑うことができなかっただけかもしれないよ。こういうの見ながら育つとこの世界観を乗り越えて大きくなるのかもねぇ。みんな言葉が通じるわけ無いじゃん!とか、全宇宙の警察なのに日本の道徳じゃん!などなどと。感覚的に。