10年前

後

10年前に書いた日記を読んだ。
『現実っていうものはこういうものなんだと、納得しながら大人になるのか?しょうがないと思いながら生きなくてはいけないのなら、生きていなくてもいいと、少し思った。母さんにそういったら、「本当は正しいことが正しい。でも、そうは思わない人もいるのが現実。」と、言った。もし私が5年後10年後にこの今の考え方に甘さを感じて、今の私が嫌っていることを正しいと思ってやっていたとしても、これが一番だと信じて疑わなかった事を忘れない。』
と書いてあった。うひゃ丁度10年前!いやいや、す〜っかり忘れてた。これっぽっちも覚えてなかったよ。10年間って短いとも思うし長いとも思う。細胞も入れ替わっちゃってて他人なのに自分。田舎の町で悶々と過ごしていた頃だ。でも自分はまだ何も経験していない、これからなのだ。という開き直りの強さがある。昔の日記は時々読むと面白い。今パソコンで書いてるこの文章、10年後も同じ形で残るのかなぁ。そうは思えない。紙に鉛筆で書いてあるから物として残るのね。