弟くん

幸せの豚たち

4歳年下の弟がいる。今は大阪のどこかで何かの分析をして暮らしている(良く知らない)。性格が似ていて楽な子だ。彼が小学生だった頃、多分テレビで見たんだろう、我々の間で突如粘菌ブームが巻き起こった。発芽する!移動する!胞子出す!すごいぞスーパー生物だ。しばし粘菌ロマンに酔いしれていた二人。彼に見せてやりたかったのでしょうね。液体糊、蛍光ペンを用意して、弟が集めていたブリキのオルゴールの裏側の錆びた部分にとろりとのりを搾り出し、蛍光ペンでちょっと色付け。あら〜本物見たことないけどこれって結構イメージ?錆びの部分に居るのがいかにも。後は待つだけ。三日後、「おねーっっ!!ネンキン!ネンキン!ネンキン!」弟の叫び声に一人満足感に浸った姉。
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先日、昔書いてた日記を読んでいたら『弟と妹がプロレス技を編み出した。名前は「タクシードライバー」』という文を発見。どんな技だったのか二人にメールで聞いたら妹:「確か私がおんぶされるんだ♪」弟:「あっ思い出した。そのとき俺それの絵を描いたわ(漫画家志望だった)」と、それぞれから返事。一つのことを違うように記憶していて兄弟は面白い。しかし結局どんな技か良くわからず。・・・タクシードライバー