ビデオ鑑賞

久しぶりにビデオ鑑賞。「ドラムライン」と「スクールオブロック」。「ドラムライン」はスクリーンで見たかった。主人公の所属する学校のバンドと本物ではないといわれるライバル校のマーチングバトルシーンで、どうやって本物と偽物を描き分けるのかと思っていたら、なるほど。お金と人脈の力でプロを雇って派手派でしく。それに対して主人公の方はみんなの力を合わせて手作りで。なるほど、わかりやすい。それにしても、ドラムを打てば譜面に楽譜が出てくる機械。あんなのがあるんだ。へ〜。
スクールオブロック」は純粋に楽しい。お堅い優等生がそろう学校に、型破りの先生がやってきて皆を解放していくというパターンのものだけども、音楽につられて最後まで割とダレずに見ることができた。先生役のジャックブラックのテンションがすごい。確かに自分の好きなものに対してあそこまで熱意を持って語る人が身近に居たら、子どもに与える影響は絶大。そのジャンルがなんであっても。
 そういえば小学校六年生の時の担任の先生はとても個性的な人で、クラスにエレキギターを持ち込んで音楽を教えてくれていた。そのときに初めてどこの音から始めてもドレミファソラシドになるんだって知ったんだ。クラスで班分けをするときにも今まではまず班長さんを決めてその班長と同じ班になりたい人が手を挙げて班長が選ぶという、選ばれなかったら屈辱的な決め方だったけど、その先生はまったく自由に好きなように決めさせたんだ。だから3人とか、12人とか仲良しで固まってそのまま班になった。それぞれ掃除とか班でする仕事の量は同じなんだけど、班を決める前に生徒に確認を取っていたから文句も出ず、その学期はそれで通した。100マス計算とか、バインダーに自分の学習経過をどんどんファイルしていくポートフォリオとか、今から20年近くも前なのに既に取り入れていた。先生も試行錯誤してたんだな。今思えば当時の先生は今の自分と同じくらいの年だったんだと思うと、自分があの当時の先生と同じ地点にいるのか非常に疑問。先生よりも小学生の気分の方が近い気もする。