提供すること

この前、友達等(男性)が暇そうにしていたので、遊びにおいでよ、と声をかけたら、遊びに来た。
着て早々、「何か食うもん無い?」
というので、あったものでお好み焼きのようなものと、野菜いためのようなものと、梨を切って提供した。
もう食えないよ、と残すくらいたっぷりと。
私は彼らが来る前から1人で晩酌をしていて、その時すでに出来上がっていたので、酔っぱらって作った料理はぐちゃぐちゃだったのだけど。
しばらくして友達2人は「じゃあ」と言って帰って行った。
「じゃーね」と、見送った後の私に残った妙なもやもや感。
なにこれ。
考えたら、私が提供した物に対して、感想も、お礼も、なーんにも反応が無かったからだと思いあたった。
そう思ったら、酔いも手伝ってさらにもやもやしてきて「なぜ感想がなかったのか!?もしもあなたに彼女ができたら、このような場合は必ず何か言うべきである!!」と、後から電話して言ってしまった。
というエピソードを、別の友達(男性)に「男の駄目なところ」という文脈で話したら、「それはそうやって人に提供した経験があるかないかだよね」、と言われて、ほんとだ!その通り!と思った。
私自身「男の人ってこういうところに気がつかないものなんだね。女の人は、友達同士でもちょっとした物のやり取りで感想を言ったり、お礼を言ったりするのに。」と、性差で反応が違うのが当たり前という話し方をしていたけど、それは男だからとか、女だからとかそうではなくて、そういう風に人に物を提供してきたことがあるかないか、提供する側の気持ちがわかるかどうかということなのだ!!と思った。女の人の方が提供する経験が多いだけなのだ!!ふ〜む。ふ〜む。なるほどなぁ。そんな風には考えなかったわい。うろこ。