お仕事

仕事のできる人はせっかちな人というのはある面で当たっているようだ。
うちのチームのあの人のこと。

年下のやせっぽちのグラムロック好きの女子。
あまーい声で電話対応をする女の子。

でもね、できるんだなぁ、早いんだなぁ、仕事が。
軽々と、キャッキャとしながら仕事は進む。
近くで見ていて感心するのは、フットワークの良さ。
私なら次の日やるような小さな仕事も与えられたら、即実行。
まぁ、頭の回転が速いから、すぐとりかかっても何とかなるのね。
この彼女への肯定感は、
「素敵!!私もそうなりたい!うっとり!認められたい!」という敬愛の念ではなく、
「はぁ〜、こういう人っているよな〜、助かるな〜、すごいな〜、そうだよなぁ〜、感心感心、見習おうか。」という感じ。

与えられている仕事は決しておもしろい仕事ではないのだけど、それを自分色に染めていく。
自分で課題を作って、達成して、「私ってすごい!」と声に出して自分を褒めて(周りにも強制して(笑))、また次に進む。
そうやって自分が関わることが増えれば増えるほど、おもしろくないお仕事はいつの間にか姿を変えていく。
会社やこの事業に愛着を持っていなくても、そうやって自分の「達成感」という快楽を求めて進んでいけば、いつの間にか仕事も次の展開に進んでいる。

確かに、自分の作ったチラシが一言褒められるだけで、ちょっとした営業メールにちょこっと反応があるだけでも嬉しい。

何のためにこの仕事をしているのか?この仕事は人の役に立っているのか?そもそも自分はこれがやりたいのか?なんて考えてしまう時には、とりあえず手元の作業を形にして、人から何らかの反応を貰うことが原動力になる。
本当にやりたい事に出会ったらきっと躊躇することなくそちらを選ぶだろうから、それまでは今の役割を快楽を追いながらやっていけばいいのかも。

ふとそう思った今日。

(あくまでも仕事での話。それ以外の生活ではまた別の話になってきますので。うん。)