春分の日の上野茂都

最近日記の更新がやけに頻繁だな、私。はい、これはPCに向かってやらなければならない作業が山積みなのにも関わらず、エンジンがかかっていない状態からの現実逃避です。ええ、やりますよ。勝間和代が積まれた本の下から笑っているのですよ。

でも、ちょっと、最後に、ね、先日の記録日記。

春分の日、高円寺に上野茂都の歌を聴きに行った。京都の西沢(和弥)さんの歌のとほほ感にワビサビを練りこんだような歌を歌う人です。前奏がどの曲も同じに聞こえるころも似ている(笑)。大阪時代からずっと行きたかった毎月あるライブなのですが、東京に来てからもなかなかチャンスが無くて春分の日のお休みにようやく出かけた。

会場は想像していた通り小さなレコード屋。地味でシャイで誠実そうで、でもほんのちょっぴりだけひねくれていそうな上野さんが、想像通りの雰囲気でテケテケンと三味線を弾きながらぽつぽつ歌っている。そして私は少し酔いながらビール瓶片手にぼけ〜っと聞いている。これも想像通り。

一つ意外だったのは、その客層。こういうライブに来るのはちょいマニアックな音楽好きの若者や、芸事の好きな道楽中年オヤジが主かと思いきや、女性、しかも私よりもずいぶん年上の中年女性が大半を占めていた!!これは想像してなかったなぁ。しかも皆さん常連さんのようで、「あら、久しぶりだねぇ」とか声を掛け合っている。そしてこの皆さんはトークに対する反応がすこぶるよい。素早いコール&レスポンス!!響く笑い声!!僅かなきっかけがあればホントに楽しそうに笑う!!楽しまないと損とばかりに笑う、答える。きみまろか、毒蝮か、上野茂都か。そのとっても楽しそうな客席を見てこちらも楽しくなりました。

ライブ後半は突然「和泉式部」について講談のような語り。(毎回こういう形式?)。うんうん、と頷きながら聞き入る客席。語りは徐々に熱をおび「この続きはまた次回っ…!!」と終了すると、ため息交じりに「いやぁぁ〜、勉強になったわ〜。」という声が。

この客席の反応、大学時代に受けた素敵な授業、S先生の授業を思い出しました。

私はやっぱり『煮込みワルツ』が好きなんだけど(今回は聞けなくて残念)、新しく聞いた曲もたくさんあって面白かったです。また行こう。最後にCDにサインを頼んだら、ちっちゃいちっちゃい字で端っこになんて書いてあるかわからないサインを頂いた(笑)。



上野さん。



西沢さんも♪


さて、やります、やりますよ〜。