サンライズ出雲のびのび座席

お正月に帰省の際、今回は夜行バスではなくて寝台列車サンライズ出雲』を利用してみました。
普通、寝台列車に乗るとホテル一泊分くらいの安くない寝台料金がとられるのですが、お金のない旅行者のために(?)「のびのび座席」という、寝台料金のかからない席が用意されています。http://www.jr-odekake.net/train/sunriseizumo_seto/accommo.html
それが、この写真。車両が上下二段になっていて、私の席は二階席。車両に乗り込むと、何だかはしゃいだ気分になります。おじさんもうれしそう。たたみ一畳分くらいの席にはシーツと説明書が用意されています。



私の席から右側をみたところ。隣の人とは顔部分を隠す板で仕切られているだけです。隣のお兄さんはすぐにパソコンをカチャカチャ。その奥ではおばさん二人で隣同士に乗り、眠る前のひと時楽しそうにおしゃべりしています。




左側を見たところ。左隣の人はまだ乗ってきていません。



前をみたところ。私の足とおにぎりの入れ物。食べ物は中で買えないので(飲み物は販売機がある。)食べ物を持って入りましたが、出発が夜十時と遅いのでこんな時間に食べて寝たら次の日はお腹フニフニです。黄色い毛布は寒さ対策のために持ち込んだもの。乗り込んだときは暖房が効きすぎにも感じましたが、だんだん故郷に近づくにつれて寒くなるのでこれはあって良かった!何ももってきてない人は薄いシーツと自分の上着だけで、寒そうでした。



次の日の朝、窓の外はこんな感じになっていました。寒いはずだ。


夜行バスで帰ると「品川→米子」が11200円。20:15出発で朝6:40着。
のびのび座席だと「東京→米子」が15200円。22:00出発で朝9時着。  
バスよりも4000円ほど高いです。これを高いと見るか、安いと見るか。
揺れがあるので熟睡はできませんが、これはバスも同じ。
体を伸ばせるぶんだけ列車のほうが体がらくちんで、これが列車の一番良いところかな。
あとは途中の休憩で起こされることも無く、隣の人への遠慮もいらず、さらにはフェリーの中のような旅行気分も味わえるとあれば、私は列車に軍配を上げます。
ちなみに翌年もサンライズ出雲で帰省。その様子をあっさりと↓
http://d.hatena.ne.jp/kawabata/20100216
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職場の同僚の人たちが仕事のストレスからか、「ああ、どっか行きた〜い。」と最近しきりに言いますが、私にとっては今が故郷から11時間離れたどっかに来ている状態です。