気後れ症

ゼミの後、歯医者に行ってからS先生ゼミの飲み会に参加。広島からゲストのアガリさんが来ており、普段聞くことの無いお話をいろいろと聞き、面白い時間を過ごした。芸術論、映画論、広島の現状、S先生、アガリさん、ゼミ生のG&N嬢を中心に展開する話を聞いていると普段とは違う世界の見方を感じ、とても刺激的である。芸術批評や思想界の第一線で動く人々の話を聞き、特に感激屋のS先生の話を聞いているとまだまだ世の中面白いことが沢山あるのだなぁとつくづく感じ、得した気分。
で、違う話。私自身の問題。多分に「気後れ、自信なし」の気がある私はこのような、普段つるんでいる人達でもなく、まったく知らない人でもない人々のとのイベントがあると参加するまでの間、とても緊張する。いったん参加してしまえば大丈夫なのだが、参加するまでの一人の時間には「私なんか来なくていいと誰かが思っているのではないか?」「私なんかが参加しても良いのか?」という強迫観念がつきまとう。周りの人々が気にしているわけがないと頭ではよくわかっていて、そう何度も頭の中で自分自身に言い聞かせるように反芻するが、心臓の鼓動は早まる。こうして何度参加したいイベントをやり過ごしただろう。「私なんか」というこの思いはいつから私に染み付いているのだろうか?これは自分自身でもとても不思議だ。他の人達にはないのだろうか?いつもはこういう場合には自分ととても近しくて仲の良い、例えばきのこさんやちびこちゃんを誘っていっしょにイベントに参加するので、自分の存在を補完してくれる人がいるためにこの不安は半減するのだが、いつまでもそれではいかんだろうと思い、今日は一人で参加してみた。なんとかなった。これが小さな自信になれば良い。この変な自意識過剰から来る自信の無さと、時間をかけて別れていきたい。