口縄坂

本日はエス顧問主催の研究会の上町台地ツアーに混ぜてもらう。坂そして坂。http://www.osk.3web.ne.jp/~okatyo/shinbun/saka.htmlなるほど、大通りの一つ角を曲がったらそこはこんなに面白い、寺と緑と手書き看板の多い、すなわちそこに住まいそこを所有しそこを活用する人々の気配が濃厚な土地が溢れているというのがとても面白く、自分がそこを通り過ぎていた日々を惜しみつつ、またその理由を考える。この面白さを敢えて『大阪だから』とはなんだか言いたくないのです。写真は「口縄坂」。織田作之助の小説に出てくるそうで、文学碑がありました。
教えてもらった詩がとても良かったので一部掲載。

そのときから五百年生きてるのは
そのような砦や
濠をめぐらした聚落が
すぎ去った歴史の中でなく
消えぬ痕跡を残して
いまもあるということやろう
おれも、おれの仲間も一日に十里は走れる足を持っていて
いまも駆けている
倒れてもまた起ち上って駆けている
石山から久寶寺へ
平野へ、堺へ
あのときもアザミが咲いていたこの河原の土堤のほとり、富田林へ
(小野十三郎 「環濠城塞歌二番」より)

またもやちょっと飲みすぎ。明日も遊んでしまう予定の為、ああ、勉強しなくては・・・。