ロジャー&ミー

授業で鑑賞。これ見たかったんだ。映像で一番印象に残ったのはボコボコ殴られる赤剥け兔の姿だったんですが、それはさておき。
無名時代の作品だから突撃するマイケルムーアへの対応が最近のと違う。偉い人達がけんもほろろに追い払う。今はあんまり悪い対応をするとイメージを損ねるってわかっているから話を聞く(聞く振り?)態度はあるような気がするけど。巨大資本に支配されて、見捨てられた街がどうにか自力で立ち上がろうともがいて失敗している。(人口12万人くらいの町で、8万人中3万人が解雇される!)急に3万人分の働き口が街に出現するわけもなく、街はすさんで治安も悪化。それだけその会社に依存した、会社が支配した街だったということか。家賃も払えん人々を追い出したらその人達はどこへ行けばいいのか。家賃よりもまず食費、それは当然。ハコモノのテーマパークや観光での町興しも失敗。あのお金を家賃補助に回せばよかったのに。でも保護されすぎてるって文句が出るのかしら。結果的にマイケルムーアが一番フリントを宣伝しているのであった・・・。彼の作品はテレビのシリーズが好きだったんだけど、これは問題意識が高くてまっすぐな感じの作品だった。この授業も今日で最終。おもしろい授業は終わるのが早い。もっといろんなお話しが聞きたかったわ〜。

倫理の最終授業ではアイヌ民謡を鑑賞。先生が函館出身なんだそうです。ほほ〜。