本土の視線

講義で沖縄の話を聞いたよ。(先生病気!)沖縄の移民の話。映像資料で沖縄舞踊の教室の様子が出てきて、生徒のほとんどが「ナイチャー」だという話だった。で、興味深かったのが「純粋な沖縄文化」という概念。(う〜んと、本土に対する物として沖縄を語るときに「純粋な沖縄文化」という概念が出てくる・・・沖縄単独を自ら語るときには自らを「沖縄文化」と客観視する必要はない・・・?)で、先生も言ってたけど、内地の人が沖縄を語るのは難しい。
『沖縄に立ちすくむ』って本で、沖縄出身の学生が自分の存在も含めて研究材料として見られる沖縄の姿にショックを受けるところが出てきたけど、そうなんだよね。う〜ん、見る側の視線って。そして見る側としての自分をさらに見る視線。グルグル。だから三線教室でも高い着物を買うことを強制する先生の態度に対して沖縄民謡をするからには買うべきなのよね・・・きっと・・・、とか思っちゃってきちんと問いただすことも無いから、皆が腑に落ちなまま、教室内の空気が荒んでいくということになる。(いやこれは「だから」じゃないな。)沖縄の友達に内地の人が沖縄に興味を持つのはどう思うのよ?と聞いたら「そりゃうれしいよ。自分の県の文化に興味持たれたら嬉しでしょ?それと同じさ。」と言われた。(まぁ、本人目の前にして嫌だとは言いにくいかもしれんが。)その人は沖縄に住めばいい、と言って「うちな〜らいふ(不動産情報誌)」や「Agre(就職情報誌)」を送りつけてくるような人なので嫌悪感が比較的少ない人なのかも知れないけど。私の周りでも沖縄に行く若い人多し。仙台の友達は琉球料理の専門学校に、大阪の人は向こうの民謡居酒屋で歌っている。この冬また一人行く予定。(その人はプチ移住者http://www.qab.jp/01nw/04-01-20/index8.html)プチって!
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こういうことやこういうことがありましたよ。って並べるだけでは何にもならないんだよな〜。何でか?ってちょっと考えてみればいいのに。私。そこんとこが甘いから書けないんだ(泣)。