とても大きなデパートに、友達何人もで出かける。(子連れもいる)
?階の〜フェアに階段とエレベーターを使ってどっちが早くつくのか競争
することになる。
自分一人、エレベーターを使う。
エレベーターが新しくなったから早くて当然自分の方が早いはずなのに、着いたらその場所ではない。
その場所にたどり着けない。
何階だったのか忘れてしまう。
とても大きな大きな何でもあるデパートである。
エレベーターはガラス張りで外の様子も良く見える。
外を見下ろすと街では祭りをやっているようである。まだ外は明るい。三時くらいか。
デパートの一階では、小さな花屋も出ている。紫のバラが売ってある。
本当にあるのか〜。一本買おうかなぁ・・・と少し考える。
まだ目的地には着かない。
最上階にも行ってみる。
すっかり迷ってしまう。
何度も何度もエレベーターで往復する。
外も暗くなってきた。
もうすぐ閉店らしい。
売り場を閉めるためにデパートのネクタイを締めた店員が二人店を閉めてまわっている。
高いところはエレベーター乗り場も怖い。
落ちないようにしがみつく。
半ばあきらめて売れ残ったワゴンセールを物色していると、
素朴そうなお猿のような、人懐こそうな女の子が半泣きである。
失恋したらしい。
最初は好きだったが今はそうではない。と言われたらしい。
なぜかとてもなついてくる。
会ったことも無い子なのに。
彼女はお酒を飲んでいる。
メールが来た。Cだ。
「大きなデパートだからCに連絡しないと会えないよ。Rさんもロビーに夫婦で座っていたから、挨拶すると良いよっ」て書いてある。
メールに返事をしないまま、その子と一緒に三階を目指す。
Hさんが自転車で探しにやってきてくれた。
こちらは子供達に引きづられて鍛えられたよ〜、と少し疲れた様子。
Hさんが女の子の絵を描き始めた。
Hさんはうまいんだよ〜、と私は言う。
私も角のほうに絵を書く。
心の中で、こっちの方がうまいんじゃない?と思っている。
通りががりの子達がうま〜い、と言って通り過ぎる。
女の子はまだ14歳だと言うことがわかる。
なんだ〜、まだまだ子供、ヒヨッコじゃん、失恋くらいなんだよ。
と私は言う。
「おはよう、おはよう、おきて!」・・・。
現実の友達の声。
夢か〜。
***<自己解説>
・何でもあるでっかいデパート⇒社会、世の中。
・その中で友達と一緒にスタートし、目指すゴール⇒結婚もしくは成功。
・自分は性能の良いエレベーターに乗っていると思っていたが、たどり着かない。⇒人より良い人生だと思っていたのに結婚にも成功にもたどり着いてない。
・Cからのメール⇒Cは私にとても頻繁にメールをくれる男性。私に好意をもっているとのでは?と思っている。「大きなデパートだからCに連絡しないと・・・」というのは、出会えないんだからCにしとけばということか?
・通り過ぎる子供たち⇒年下の学生達。
・Hさんの絵⇒Hさんより自分が優れていると思っている・・・?
・失恋したお猿のような酒飲みの若い女の子⇒まさにNちゃん。孫悟空みたいな髪とか、まだまだ若い!とか思ってた。
・一緒に三階へ⇒先日「一緒にがんばろう」と慰めあったばかり。
・高いところは怖い⇒大学の先生達の話を聞いていて学問の世界は批判ばっかりで怖いと思った。
・Rさんに挨拶⇒年上で社長のRさん。
・ネクタイの店員2人⇒KさんとSさん。結婚している男性の友達。
・まだ明るい、外は祭り⇒若い頃は祭りのように楽しかった・・・?
・何度も行ったり来たりするうちに夜⇒色々ばたばたしてるうちに年とった。
評:そんな今の自分の「焦りと奢り」が見事に見て取れる優れた夢である。なんて解りやすい。こりゃぁ確かに自分で見つめたくないや。言葉にしたくない。とくに自分の奢りがわかる部分。門番門番。